高尾駅に集合。まさにタイトル通り、五月の好天に恵まれ、期待も高まります。バスは増便されたものの意外にもすし詰め。小仏バス停で開会式の後、カゴノキを拝んで出発。登山口までの道にはハナウドが咲き始め、コクサギ、スイバ、アブラチャンが実をつけています。下見時に満開だったハリエンジュはほとんど終わり。景信山まではかなりの急登ですが、キンランやハクウンボクの花に励まされつつ元気に登ります。山頂で早めの昼食。小仏峠へ下る道はいつにもまして滑りやすく歩きに集中。小仏城山からはこれから向かう相模湖がはるかに望まれ、あんなに遠いのかー、との呟きも聞こえます。

千木良に下る東海自然歩道は、植林と広葉樹がほどよくあらわれる気持ちの良い山歩き。風が薫ります。ただし、やはりところどころ大変滑りやすく気が抜けません。ウリノキのつぼみはまだかたく、役目を終えたアオハダやイイギリの雄花が地面を覆っています。

千木良に到着。ここからバスにも乗れますが、津久井渓谷の景色を楽しみにもうひと頑張り。たどり着いた弁天橋付近の眺望には歓声が上がりました。昔は有料だったという橋を渡りきると、派手目な装いのタンザワウマノスズクサが咲いているのに遭遇。相模ダムを経て相模湖駅への登りは疲れた体にこたえますが、道沿いに咲き始めたサイハイランを愛でながら全員無事到着。ただし、予定よりかなり遅れてしまったことは今後の課題として共有されました。