高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
「高尾山の樹木を楽しむハイキング」
2022年7月1日(金)
開催場所:高尾山口駅~1号路~4号路~高尾山頂~3号路~ケーブル高尾山駅
連日の猛暑が続く中、事前に猛暑対策(ヒヤロン、うちわ、予備水など)怠りなく準備をして実施しました。樹木を通しての高尾山の植生について触れたイベントは初めてなので参加者の関心は高かったようです(申込者数からも伺えます)。
京王高尾山口駅近くの小公園で受付の8時半の時点で気温30度に達し、開会式を実施。受付時に名札と「樹木の観察ポイント/樹木観察一覧」資料と共に「樹木カード(48枚セット)」を配布しましたが好評でした。その後、スタッフ紹介、安全注意、準備体操を行い、1号路から出発しました。
班長から基本的な樹木の見分け方(葉の形、葉のつきかた、葉の縁、葉の脈、落葉樹VS常緑樹、雄株VS雌株、冬芽、樹皮等)の説明を受けながら、1号路~4号路~3号路で観察できる樹木《シデ類、カシ類、アオハダ、モミ、カヤ、ヒイラギ、アブラチャン、カヤ&アカガシ和合木、メグスリノキ、コナラ、ブナ、イヌブナ、ウリノキ、スダジイ、クロモジ、カツラ、ウリハダカエデ、シロダモ》など数多くの樹木を観察しました(樹木観察一覧65種類+α)。
その後、十一丁目茶屋前で班ごとに整理体操、振り返りを行い、アンケートを記入していただき解散しました。参加者からは「樹木の名前を知ることでこれからの高尾山ハイキングが楽しくなった。」「モミの倒木で出来たギャップの話しが興味深かった。」など概ね満足したとの感想でした。また、アンケ-トによると班長の説明を良く聴いており、高尾山の植生について何かしらの気づきがあったように思います。
樹木のみならず《アカショウマ、ドクダミ、マタタビ、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、イチヤクソウ、ジャノヒゲ、ホタルブクロ、ユキノシタ》など初夏の花も楽しむことが出来ました。
*「樹木カ-ド」:日影沢「いろはの道コース」の樹木を説明したカード。高尾森林ふれあい推進センタ-から提供を受けました。
【参加者】36名
【スタッフ】幹事:長谷川守 班長:長谷川守、三井大造、臼井治子、宮崎精励、中林和雄
アシスト:浅井記子、室伏憲治(報告)
体験参加:小野末吉、桒原悦郎
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