第139回「高尾山GREEN CLEAN作戦」 2022年12月3日(土)曇り後晴れ
12.10写真を追加掲載。12.05報告文と集合写真を新規掲載。
第139回「高尾山GREEN CLEAN作戦」が参加者31名、琵琶滝(6号路)コースで実施されました。もみじ祭りの最後の週末で混雑する高尾山で山頂や登山道に落ちているゴミを拾いました。
朝から気温が6度程度と低く、手袋が欲しくなる寒さだが、挨拶、コース説明、準備体操の流れで元気よく順次6号路に向かって8時50分にスタート。
6号路、前の沢沿いのコースは、涼を感じる夏向きのコースと思えたが、水のせせらぎにも音に変化があり、歩いていて心が洗われるような気がして気持ちが良い。
途中ツリフネソウの実を弾く試み、ミヤマフユイチゴの赤くなった実を摘み食い、アマチャヅルの実の白い輪っかと3つの点など観察。金網フェンスに巻き付いたキヨスミイトゴケ、倒木コナラに生えた天然椎茸、ヒサカキの黒い実、コクサギの実、カラスザンショウの房状の実、カマツカ、コクサギ、オニシバリ、ウリノキなどを観察。ヒッ・ヒッというジョウビタキの声が聴こえ、上を見上げるとスギの黄色く染まった大量の雄花の蕾が見えた。年を明けるとまた杉花粉に悩まされそう。
もみじ台には予定より15分ほど早く着き、11時35分着。昼食を済ませて、ゴミ拾いの準備をし、早めの12時10分に下り始める。
帰りはゴミ拾いの合間に、薬王院周辺で、ツルリンドウの光沢があり、深みのある赤色の実に魅了し、サネカズラ(ビナンカズラ)の立派な大きさの赤い実を同時に見、またボダイジュの種子を階段から飛ばし、キジョランの裂けた実を初めて見た。その他クラマゴケやクモノスシダなども観察できた。
相変わらずコロナ用マスク、中には靴底の剥がれたもの、両耳用のイヤホンセットなども落ちていて拾った。
男坂、女坂の真ん中の道、仏舎利塔の道ではイロハモミジの紅葉が綺麗に赤く染めて目を楽しませてくれた。
またメグスリノキも同じく赤く綺麗に染めていた。
今回のGCは自然観察と共に紅葉も楽しめて、とても有意義な充実した1日を過ごすことができた。
拾ったゴミは可燃ゴミが45リットル袋1袋分、不燃ゴミが20リットル袋1袋分でした。
開催場所:琵琶滝(6号路)コース〔高尾森林ふれあい推進センター~琵琶滝~6号路~5号路~もみじ台~高尾山頂~1号路~高尾山口駅〕
参 加 者:31名〔一般 23名、FIT会員 8名〕
スタッフ:熊木、丹野、中林、廣川、古谷、脇本〔班長〕、飯塚〔写真〕、入江〔安全〕、槙田〔コースタイム〕
報 告:久保吉己
次回は、第140回「高尾山GREEN CLEAN作戦」、2023年 1月 5日(木)いろはの森コース:高尾駅北口=バス=日影バス停~日影林道入り口~日影キャンプ場~いろはの森~4号路~5号路~もみじ台~高尾山頂~1号路~高尾山口駅〕です。高尾駅北口8:50までに集合、9:12の小仏行バスに乗車します。
フォトギャラリー1:開会式と午前中の観察会 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】
フォトギャラリー2:午後のゴミ拾いと自然観察 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】
フォトギャラリー3:観察した高尾の自然【写真担当の飯塚さんが素晴らしい写真を沢山撮りました】 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】