高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
「三山踏破(陣馬山・景信山・高尾山)」

2023510日(水)
開催場所:JR藤野駅~和田バス停~陣馬山~景信山~高尾山~ケーブル高尾山駅 


JR藤野駅に集合し、バス1台に全員無事に乗車して和田バス停まで移動。開会式の後、登山口を9:00出発。全工程16㎞、約8時間の「森林ふれあい推進事業イベント」では最長の距離・時間の縦走が始まりました。

 

一ノ尾尾根までは急登が続きますが、広葉樹林の爽やかなコースで、途中、ふと見上げるとハクウンボクのうちわのような丸く大きな若葉からの木漏れ日が陣馬山へ誘います。陣馬山山頂からの富士山、丹沢山塊、奥多摩の山塊、遠く南アルプスの雪を纏った山脈の眺めは素晴らしいものでした。陣馬山からの下りは神奈川県と東京都の県境の尾根道で、特に陣馬山から景信山に至る周辺一帯は生息する鳥の種類が多い「鳥のみち」とも言われ、ツツドリ、シジュウカラ、オオルリ、キビタキ、ヤマガラ、ウグイスなどのさえずりに癒されました。

 

当初、時間管理を優先し、観察は控えめにとのことでしたが、森林、林業、初夏の樹木、植物の花々を説明しながらしばし立ち止まることも長丁場の疲れを癒すポイントでした。特に一丁平手前のホオノキの満開の花の香りとヤマボウシの花が見事でした。

 

17:00頃にゴールの十一丁目茶屋前に到着。参加者全員に体調不良やケガも無く、全員が三山踏破を満足されたことは実施後のアンケートからも感じ取れました。

 

なお、参加者のアンケート結果から、《一番印象に残ったこと》を集約すると、「一番気候が良い時期に多くの方と一緒に歩き、キンラン、ギンラン、ヒトリシズカ、フタリシズカ、コゴメウツギ、マルバウツギなど沢山の花を観賞し、陣馬山、景信山、小仏城山からは雪を纏った富士山を眺めることが出来たこと。また、長距離を歩くのが心配でしたが皆でわいわい歩けて楽しかった。また参加したい」となります。

 

 


【参加者】38名

【スタッフ】班長:脇本和幸(主幹事)、小川里花、鍛冶健二郎、飯塚義則、室伏憲治  アシスト:伊藤謙二、福山容子

【報告者】室伏憲治


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