第149回「高尾山GREEN CLEAN作戦」 2023年10月 7日(土)晴れ
20230705予定掲載、1009集合写真掲載、1010報告文章掲載、1225フォトギャラリー追加
朝8時、開会式を行う高尾森林ふれあい推進センター前の寒暖計は14℃。猛暑の夏が過ぎて爽やかな青空の秋晴れの下、毎月第一土曜日に高尾山に登り、山頂や登山道のゴミ拾いを行うボランティア活動「高尾山GREEN CLEAN作戦」が実施されました。
開会式ではスタッフ紹介、参加者確認、コース説明の後、安全注意があり、FIT主催のイベントで「転倒による負傷事故」が多発していること、山道にはいたる所に躓くものがあるので足元への注意を怠らないことを幹事から伝えられました。準備体操、集合写真撮影の後、6班体制でスタートしました。
高尾病院脇から十一丁目下まで岩の尾根道を急登、2号路、3号路、5号路を通りもみじ台までの距離長いコースで、谷側が急斜面で、所々道幅の狭いところがあり、また連休の最中でもあり人通りも多いので、充分に注意しながらの自然観察の登りでした。
昼食場所のもみじ台からは雲が掛かって富士山の眺望を仰げなかったが秋晴れの下の昼食は元気が出るものです。茶店も人が多く、なめこ汁は次回の楽しみに。
昼食後緑色のボランティア袋が配られ、高尾山頂からゴミ拾い開始です。3連休の初日で高尾山頂はかなりの人出ですが、落ちているゴミは殆どありません。山頂のシンボルの一つ、おそうじ小僧の周りを念入りに掃除しました。
薬王院境内を通って、ボダイジュの実を観察し、1号路で色々な秋の草花を観察しました。咲き出したアズマヤマアザミにアサギマダラが止まり蜜を吸っていました。ケーブルカー高尾山駅近くの「高尾山ビアマウント」が来週末で終了なので、最後の楽しみで入場待ちの人が並んでいました。
途中リタイアの方やヒヤリハットも無く、総じて秋の花々をたくさん観察できた楽しいGC作戦でした。
・拾ったゴミ:可燃ごみ45ℓ1袋、ペットボトル20ℓ1袋。
・観察できた主な植物は(経路順)、ヤブミョウガ、ミズヒキ、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、ツリフネソウ、オオモクゲンジ、イヌショウマ、フジカンゾウ、マツカゼソウ、シモバシラ、ノササゲ、アキノギンリョウソウ、アズマヤマアザミ、キッコウハグマ、カシワバハグマ、イチヤクソウ、ノブキ、シロヨメナ、アキノキリンソウ、ヤクシソウ、ヤマホトトギス、カリガネソウ、シュウカイドウ、ツチアケビなど。
開催場所:カツラ林コース〔高尾森林ふれあい推進センター~病院道~2号路~3号路~5号路~もみじ台~高尾山頂~1号路~清滝前広場〕
参 加 者:32名 〔一般 23名、FIT会員 9名〕
スタッフ:11名 〔班長:廣川、三井、久保、中林、古谷、隊長:脇本、サポート:飯塚(写真)、葛西(安全)、熊木(もっときれいにし隊)、
西出(時間管理)、槙田(全体)〕
報 告:室伏憲治、槙田幹夫(補足)
今月の見所は、ノササゲ、アキノギンリョウソウ、イワギボウシ、シモバシラ、シロヨメナ、ヤクシソウでした。その他ミゾソバ、センボンヤリ(閉鎖花)、オクモミジハグマ、トキリマメ(実)、キジョラン(種)、キツリフネ、ハンショウヅル(種)、ハダカホオヅキ(実)、キバナアキギリ、カモメヅル、ミヤマシキミ(実と蕾)などの花と実・種、アサギマダラ、ルリシジミなどの昆虫、トビ、モズ、 シジュウカラなどの鳥を観察しました。
次回、第150回「高尾山GREEN CLEAN作戦」は、2023年11月 4日(土)、小仏城山コース:高尾駅北口=バス=小仏BS~小仏峠~小仏城山~一丁平~高尾山頂~1号路~高尾山口駅です。高尾駅北口 8:20集合で、8:12と8:32発の小仏行バスに分乗します。
フォトギャラリーその1:開会式と自然観察
フォトギャラリーその2:ゴミ拾いと自然観察
フォトギャラリーその3:観察した自然