第151回「高尾山GREEN CLEAN作戦」 2023年12月 2日(土)晴れ
20231106予定掲載、1204報告集合写真掲載
毎月第一土曜日に高尾山に登り、山頂や登山道に落ちているゴミを拾うボランティア活動「高尾山GREEN CLEAN作戦」第151回を稲荷山コースで、参加者27名スタッフ9名合計36名で実施しました。
今回の集合場所は、高尾森林ふれあい推進センター前であったが、いつもリュックを仮置きするベンチやテラスは霜で覆われていて、一気に冬の到来を実感する朝だった。
599ミュージアム前広場にある温度計が「0度」を表示する中、8:30より開会式。挨拶、スタッフ紹介、参加者確認、コースの説明、安全注意、体操、集合写真撮影、班ごとにアイスブレークをして出発。
清滝駅前の綺麗に色づいたモミジに、コース全体の黄葉や紅葉の様子に期待が膨らむ。
旭稲荷まで一気に登り、ヤブムラサキ、クロモジ、クサギ、ムベ等を観察する。むべなるかなの意味とムベの名前の由来に一同納得。
階段が多く設置された稲荷山コースは、歩幅がうまく合わず登りづらいと感じる人もいて、稲荷山には15分遅れで到着したものの、途中、光合成のメカニズムや地層、樹木の話等で盛り上がる。特にヒノキの葉の小ささは想定外で皆ビックリ。
嗅いだり触ったり、ジャノヒゲの実はホントは種で、スーパーボールで遊べると教えてもらったりしながら稲荷山コースの馬の背を通過。頭上には可愛いエナガの群れが飛び交う。
コース両脇には、マルバウツギ、アラカシ、シロダモ(冬芽、虫こぶ、赤い実)、モミ、ヒイラギ、イヌブナ(側脈の数)に、マンリョウ、ヤブコウジ、ミヤマシキミの赤い実が目につく。足元は落ち葉で覆いつくされ晩秋の趣だ。
コース終盤、5号路への分岐点が何やら騒がしい。絡みつくキジョランの葉裏にアサギマダラの幼虫を発見!可愛い姿を拡大してみると模様が翅の色と同じでなんとも美しい。嬉しいご対面であった。
山頂下トイレを経由してもみじ台5分遅れの11:55到着。柔らかい日差しを浴びて昼食。
昼食休憩後にテイカカズラの種毛、ツルリンドウの赤い実を観察する。
午後からクリーン活動を開始。報告者の班は高尾山頂を迂回して富士道経由1号路を観察・ゴミ拾いをしながら下る。
少し風が出てきて肌寒くなってきたが、途中、カンアオイ、ツバキ(冬芽)、ハダカホオズキ(実)等を観察する。周辺にキジョランやテイカカズラの白い毛が目につく。
「紅葉まつり」開催中のため人出の多さは相当なもので、ゴミ拾いもなかなかでしたが、落ち葉もあるところで、タバコの吸い殻を複数本見つけた時は、高尾山に申し訳ない気持ちになりました。最低限の登山マナーは守ってもらいたいものです。
全員無事に清滝前広場にゴール。振り返りをして解散。
今回もまた新しい発見があり、楽しく充実したG.Cになりました。
拾い集めたゴミは、可燃ゴミ45リットル袋で1つ、不燃ごみ(ビンカン)20リットル袋で1つでした。
開催場所:稲荷山コース〔高尾森林ふれあい推進センター~稲荷山~5号路~もみじ台~高尾山頂~1号路~清滝前広場〕
参加者:27名 〔一般 22名、FIT・友の会会員 5名〕
スタッフ:(班長)葛西、中林、古谷、三井、熊木、(もっときれいにし隊隊長)脇本、
(サポート)久保〔きれいにし隊〕、西出〔時間、写真〕、槙田〔安全、写真〕
報 告:小林玉江
今月の見所として、ゴンズイ、コマユミ、テイカカズラ、ハダカホオズキの実や種、ウワミズザクラの黄葉、ツタウルシの紅葉、アサギマダラの幼虫を観察しました。
次回、第152回「高尾山GREEN CLEAN作戦」は、2024年 1月 6日(土)、日影沢コース:高尾駅北口=バス=日影バス停~日影林道~日影キャンプ場~逆沢作業道~もみじ台~高尾山頂~薬王院~1号路~清滝前広場です。高尾駅北口 8:20集合、8:12と8:32バスに分乗します。
フォトギャラリーその1:開会式、自然観察
フォトギャラリーその2:ゴミ拾い、自然観察 【写真①~④提供西出さん】
フォトギャラリーその3:観察した自然