第153回「高尾山GREEN CLEAN作戦」   2024年 2月 3日(土)晴れ

           20240208本文とフォトギャラリー1掲載、20240205集合写真掲

出発前の集合写真:高尾森林ふれあい推進センター前
出発前の集合写真:高尾森林ふれあい推進センター前

 毎月第一土曜日に高尾山に登り、山頂や登山道のゴミ拾いを行うボランティア活動「高尾山GREEN CLEAN作戦」第153回を琵琶滝コースで、参加者29名、スタッフ10名、合計39名で実施した。

  今日は節分で、朝の寒さは身に応えたが、日中は気温も上がり穏やかな山行日和となった。節分は文字通り季節を分ける日であり、冬から春に変わる前の日が、4日ある節分の中で最も大切にされた。まだまだ寒い日が続くが、なにか生命の蠢きを感じさせるような日であった。

 2023年度最後の「高尾山GREEN CLEAN作戦」で、長い間スタッフとして参加してきた2名が今月限りで終了するので、開会式で最後の挨拶。その後集合写真を撮って出発した。

 季節的には今の時期は花も見ることもなく植物観察にはさみしい感じもするが、多くの植物がその生命の躍動に向けての準備をしている時期であり、その様子をじっくり見るのも面白い。木々の冬芽は徐々に膨らみをましつつあり、今回は冬芽をテーマの一つに前沢に沿って六号路を歩いた。

 参加された皆様は、仲間であるアブラチャン・ダンコウバイ・クロモジの冬芽をしっかり比べながら、その違いと美しさに感じ入り、またガマズミやコバノガマズミなどの冬芽についても同じような観点から観察頂いた。

 

スタッフ終了の挨拶する飯塚さんと脇本さん
スタッフ終了の挨拶する飯塚さんと脇本さん
高尾山頂:おそうじ小僧の周りでゴミを探す
高尾山頂:おそうじ小僧の周りでゴミを探す

 

 六号路を歩くことの妙味は沢沿いの道であることに加え、高尾山に典型的な地質構造を見ることができることである。そこには多様な高尾山の植物を育む自然の悠久の営みを見ることができる。砂岩、泥岩や粘板岩の大きく傾いた露頭、チャートなどを観察しながら、琵琶滝の形成史などにも耳を傾けて頂いた。

 

 私にとっては最後の高尾山GC作戦となったが、この活動を通じ多くの参加者の皆様に沢山のことを教えていただき、学ばせていただいた。心より感謝申しあげ、機会があれば一般参加者としてまたお世話になりたいと思う。                                         

 

 拾ったゴミは燃えるゴミが45リットル袋で1つ、不燃ゴミ(ビンカン)が20リットル袋で1つでした。

 


開催場所:琵琶滝(6号路)コース〔高尾森林ふれあい推進センター~琵琶滝~6号路~5号路~もみじ台~高尾山頂~1号路~清滝前広場〕

参加者:29名 〔一般 18名、FIT・友の会会員 11名〕

スタッフ:古谷、廣川、中林、久保、飯塚〔班長〕、三井〔もっときれいにし隊隊長〕、

     サポート葛西〔写真〕、槙田〔安全・時間、補足〕、脇本〔もっときれいにし隊〕、オブザーバ福山

報  告:飯塚義則    

 

今月の見所として、色々な冬芽(アブラチャン、クロモジ、ダンコウバイ、コクサギ、ガマズミ、コバノガマズミ)を観察しました。

次回、第154回「高尾山GREEN CLEAN作戦」は、2024年 3月 2日(土)、いろはの森コース:高尾駅北口=バス=日影バス停~日影林道~日影キャンプ場~いろはの森~5号路~もみじ台~高尾山頂~1号路~清滝前広場です。高尾駅北口 8:20集合、8:12と8:32バスに分乗します。


フォトギャラリー1:開会式と午前中の自然観察

フォトギャラリー2:午後のゴミ拾い

フォトギャラリー3:観察した自然・植物・景色