森林インストラクター東京会が社会貢献活動の一環として実施している、毎月第一土曜日に月毎に異なる七つのコースで高尾山に登り、自然観察と山頂や登山道のゴミ拾いを行うボランティア活動「高尾山GREEN CLEAN作戦」第165回を3月1日（土）に「琵琶滝コース」で実施しました。

　当初予定していた「稲荷山コース」が危険木の伐採処理作業で通行止めになりました。そのため急遽、「琵琶滝（6号路）コース」に変更しました。

4月中旬並みの暖かさ、そして花粉多き春霞みの中、もみじ台より高尾山山頂を経てゴミを収集しました。

　集合場所の高尾森林ふれあい推進センターで開会式を行い、今月からスタッフとして案内する２名を紹介し、挨拶して頂きました。コース確認、安全注意、準備体操を行い、集合写真を撮ってから、六つの班に分かれて出発しました。3月のテーマは「小さな春を探す」です。

　「山笑う」暖かい日となりました。私の班は、今回GREEN　CLEAN作戦参加2回目3名、常連リピーター1名、FIT加入者1名の構成でした。

「山を楽しみながらクリーンに！」をテーマに置き、前半は空を仰ぎ、渓畔のシダを観察し、渓流の水音に耳を澄ませ、岩肌を触り、高尾山の成り立ちに興味を持って頂きました。

　もみじ台では富士山を拝することが出来ました。

　後半は薬王院の歴史、美術の説明と共に眼下にひろがる関東平野を眺望し、八王子城、北条家の説明を交えながら1号路を下りました。大変五感鋭く観察しながら、ゴミも素早く拾ってくださいました。

　感想をお聞きしたところ「山の楽しみ方がとても良く分かった。本当にとても楽しかった。」と口を揃えておっしゃいました。

拾い集めたゴミ：可燃ゴミ45ℓ１袋、不燃ゴミ20ℓ１袋、ペットボトル20ℓ１袋