高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
春の健康ハイキング ~北高尾の森で春を探そう~

2025年3月13日(木)
開催場所:JR高尾駅北口〜大久保バス停〜聖パウロ学園学校林〜滝ノ沢林道〜狐塚峠〜小下沢キャンプ場跡地〜小下沢林道〜木下沢梅林広場(梅の里バス停にご案内)


北高尾に春を求め、八王子市恩方の聖パウロ学園の森から滝ノ沢林道、板当峠を経て、小下沢キャンプ場跡地へ下り、さらに小下沢林道を木下沢梅林広場へと全行程約7キロメートルの道を歩んだ。

 

高尾駅北口から8:10発のバスに乗車し、大久保バス停で下車。徒歩5分ほどの熊野神社・児童公園で開会式を行った。聖パウロ学園の正門からは左手の尾根に上がる。コスミレ、コンテリクラマゴケ、ツノハシバミの雄花と雌花、ピンク色の花をつけたウグイスカグラ、アカマツの樹皮についたイノシシの毛などを観察。ふだんは入れないパウロの森に興味津々な参加者が多かった。パウロの森広場では仮設トイレを利用。

 

敷地内では、チョウジザクラが可憐な花を咲かせていた。ジグザグの坂にはカンアオイの花がみられた。参加者からの期待の高かったシュンランは、まだ硬い蕾の状態であった。

 

滝ノ沢林道では、三大美芽の一つというコクサギの冬芽を観察したり、レモンエゴマの香りを楽しんだ。ときおり奥多摩の山々や関東平野を眺めることができた。今回、最大の難所である狐塚峠からのスギの植林帯の中の急勾配の道は、注意深く一歩一歩進んだ。

 

小下沢キャンプ場跡に12時20分に到着し、アオイスミレ、小下沢渓流近くのハナネコノメなどを観察した。昼食とトイレ休憩ののち、午後1時10分に出発。小下沢林道では、小さな蕾をつけたニリンソウと芽吹いたばかりのトリカブトの若葉を見比べた。沢沿いの湧水にヤマアカガエルの卵塊がみられた。ゴールの木下沢梅林では、梅が見頃を迎えていた。直前までの気温の低さの影響か、全体的に花の開花が遅れているように思えたが、当日はハイキングには最適な天候で、全員、怪我も離脱もなく、山歩きを満喫することができた。


【参加者】39名

【スタッフ】主幹事:中林和雄  班長:中林和雄、田中清子、小川里花、飯塚義則、遠山はな(報告)  アシスト:入江克昌、福山容子