自然の優しい色合いを持つ草木染の毛糸を使ったミサンガ作りは、毎年希望者が多く、今年も抽選で参加者が決まったと聞きました。初めにミサンガや草木染について簡単に説明し、その後4つの班に分かれて2種類のミサンガ作りを開始。最初に、やや複雑で時間のかかる「斜め編み」に挑戦です。特に編み始めのところが難しく、間違えて編み進めてしまった箇所を講師が手直しする場面もありましたが、いったん要領を覚えてしまえば、そこはさすが女子生徒。進み具合の個人差こそありましたが皆さん器用に編み上げていました。手先に集中しながらも談笑しながら楽しそうに作業をしている姿が印象的でした。「斜め編み」の次は、比較的短時間でできる「平結び」。最初は途中で時間切れになるかと思っていましたが、多くの生徒達が最後まで編み上げ、完成した2種類のミサンガを大事に持ち帰っていました。土曜日の午前中2時間ほどのプログラムでしたが、生徒の皆さんには、いろいろな種類の植物で染めた毛糸に触れながらの物作りを楽しんでいただけたと思います。