森林文化協会グリーンセミナー「目黒自然教育園を歩く」
【実施日】2024年11月4日(月・休)
【実施場所】目黒自然教育園
【主催】公益財団法人森林文化協会
【参加者】森林文化協会会員42名(応募45名)
【スタッフ】森林文化協会:2名、 FIT:5名 [講師:小菅・中林、アシスト:室伏、立川、(主幹事・報告)、アシスト補佐:西出
【実施概要】グリーンセミナーは森林文化協会が約1,350名の会員に対し、年数回開催している。会員は無料参加でき、昨年度は東御苑、明治神宮、
浜離宮、京都御所で開催。FITは今年6月小石川植物園に初めて講師を派遣。今秋、既に新宿御苑デ実施、今回、目黒自然教育園で実施した。
森林文化協会は秋のグリーンセミナーを目黒自然教育園で実施した。40名を超える応募者があり、急遽2班体制とし、小菅講師に加えて、中林講師が担当した。
小菅講師は22カ所の説明ポイントを用意し、クイズも交えながら丁寧な語り口で参加者の興味を引き込んでいった。紅葉の仕組みをA3カラーのパネルで説明するとため息のようなハア、ヘエーとが聞こえた。中林講師は目黒自然教育園の数百年の歴史の中で、スダジイなど樹木相が変化した話を交え「理解しやすく、面白かった」と参加者から感想が寄せられた。
江戸時代高松藩下屋敷時代に移植されたと思われるハマクサギ(シソ科ハマクサギ属)の元気な樹勢、絶滅危惧種のトラノオスズカケ(オオバコ科クガイソウ属・旧ゴマノハグサ科)の花(の後)も観察できた。トラノオスズカケは、当時平賀源内が下屋敷内の薬園に故郷から持参し移植したと言い伝えがある関東には自生しない貴重な植物。1949年に絶滅したと言われていたが、2007年に58年ぶりに再発見された。