2023年9月「低山はいかい」
両国から深川へと下町を散策する
(2023年9月27日(水)実施)
実施場所:両国・深川
JR両国駅前~回向院~吉良邸~両国公園~森下駅(桜鍋みの屋とカトレヤ(カレレーパン元祖)) ~深川神明宮~のらくら商店街~小名木川~清澄庭園〜木場公園~富岡八幡宮・深川不動尊〜門前仲町駅
両国駅前には力士の石像や手形があり、「ちゃんこ屋」が軒を連ねる。回向院は明暦の大火を契機に開かれた寺院で、力士慰霊の力塚、鼠小僧の墓、「猫塚」を参拝。その後、吉良上野介の上屋敷跡、勝海舟生誕の地、両国公園へ。
森下にあるカレーパンの美味しい「カトレア」、桜鍋で有名な「みの家」辺りを通過、深川神明宮、清澄通りを南下する。長谷川平蔵が放蕩無頼の日々を送っていた若い頃をよく知るお熊婆さんの店「茶店笹や」の前を通り、江東区小名木川に架かる西深川橋を渡る。橋の袂には迫力のある大きな「シーラカンス」像が立つ。のらくろ商店街を通り、清澄庭園へ。東京都の名勝指で、全国の名石を配した大泉水が有名で、この庭園で最も高い築山である「富士山」の五合目辺りをはいかいした。
江戸時代、堀の北岸に仙台藩の深川蔵屋敷があり、堀を利用して仙台から送られた米等を運び入れた仙台堀川沿いに歩き、木場公園へ。木場は木材関連業者が現在の新木場に移転後、水と緑の森林公園として整備された公園で、オリーブ、アメリカデイゴ、ユリノキ、エゴノキの実などを観察。三大美幹木と数えられる緑色の幹が特徴の「アオギリ」が沢山の実をつけていた。キリとは別の仲間で、カカオノキと同じ仲間である。
最後は、寛永4年に創建され、4年後に創建400年を迎える富岡八幡宮と隣の深川不動尊を訪れる。富岡八幡宮の祭礼は江戸三大祭りの一つに数えられ、「水かけ祭」と呼ばれる。かくして、約12㎞に及ぶ大変味わい深い下町歩きは幕を閉じ、門前仲町駅前で解散した。(写真上下:木場公園で)
参加者: 19名 入江、氏家、小川、国木田、桒原、小菅、清水、鈴木、田口、永岡、浜畑、原田、廣川、福重、福田、三井、室伏(報告)、横井、丸山