2024年5月低山はいかい
林地見学と山主さんの話、金毘羅尾根の旧道を歩く
(2024年5月22日(水)実施)
【ルート】あきる野市養沢の池谷キワ子さんの林地、ならびに養沢から武蔵五日市駅までの旧道(横根峠・金毘羅尾根経由)
武蔵五日市駅より上養沢行きバスでFIT会員の池谷キワ子さんの家を訪問。家屋の裏から始まる「池谷さん林地(スギ・ヒノキ植林地)」に入り、そこで、山主である池谷さんより「東京の林業」について現状と課題を語っていただいた。池谷さんは160年生のスギを背に、小規模林地(飛び地あり)、材価低迷、伐出が困難、樹木が裂けて倒れた雪害、相続、共有林の問題、ボランティア受け入れなど、ご自身の林業経験に基づくことをお話になり、将来の姿を想像しながらやっていきたいし、「山の応援団」を1人でも多く、そして山の良さを広めてほしいと締めくくった。
幹事の日比さんの呼びかけで、参加者は感想文を作成し、池谷さんに届けることとした。「林業の課題を改めて認識した」「森林インストラクターとして何ができるか」、「自分は何をできるか」など池谷さんの思いに応える多くの声を聞く。林地で直接山主から話を聞く機会は初めてだったが、こういう「場」は貴重だ。
その後、1時間かけて林地を1周。午後はバス停横から横根峠を経て富士見台で金毘羅尾根に合流し、武蔵五日市駅に降りた。道は、五日市方面への旧道で、池谷さんのお祖母様が嫁入りの時には、この道を通ったそうだ。武蔵五日市駅前で「振り返り」。池谷キワ子さんの意欲、今やっている姿に胸を打たれた話が続々出た。拝島に場所を移し、16時過ぎより「振り返り」第2弾が和やかに行われた。
観察した花や実:ガクウツギ、ウリノキ、アマチヤヅル、エビネ、イボタノキ、マルバウツギ、クモキリソウ、コアジサイ、オニタビラコ、マンリョウ(背丈が3m以上と高かった)、コゴメウツギ、ニガイチゴ、モミジイチゴ、タンキリマメ、など
参加者 18名:入江、氏家、臼井、久保田、熊木、小勝、清水、鈴木(幸)、鈴木(康)、高橋、立川(報告)、長谷川、日比(幹事)、廣川、福重、丸山、三井、森
林地説明:池谷、高橋(薫)、日比
林業経営苦労の足跡:雪害や水害
現在眼にする林の状況
1986年3月の雪害の状況
1986年の雪害の状況
2019年10月16日井戸入水害の状況