高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
「高尾山 初夏の親子自然観察会」
もうすぐ夏!森に隠れた生き物を探そう
2022年6月26日(日)
開催場所:森林ふれあい推進センター〜清滝駅〜6号路〜琵琶滝〜大山橋〜高尾山頂(昼食)
〜冨士道〜薬王院〜林野庁慰霊碑前
梅雨の時期に実施されるイベントとして、準備段階では雨による中止が心配であった。しかし、6月下旬になると晴天が続き、雨ではなく暑さが心配となった。
当日の朝は晴天となり、森林ふれあい推進センター前の広場は気温が高かった。開会式では参加者は日陰に入ってもらい、できるだけ開会式は早めに終わらせることとした。
参加者は8組24名。各参加者は班ごとに色分けされた名札を受付で渡され、各自どの班に所属するかを見分けられ、同じ班の子供たちは早くも仲が良くなったようである。
開会式後、各班に分かれアイスブレーキングを終わらせ、9時30分に出発。今回のテーマは「森に隠れた生き物を探そう」ということで、どのような生き物と出会うだろうか。
ケーブルカーの清滝駅前にある池でまず初めにモリアオガエルのオタマジャクシを観察する。その先、6号路を進んで行くとルリタテハ蝶、オバボタルやキイロアシナガバチなどを見ることができた。耳を澄ませばサンコウチョウやガビチョウの鳴き声も聞くことができた。琵琶滝ではテングチョウやシジミチョウ、また、トカゲなども姿をあらわし子供たちを魅了する。
琵琶滝から先は沢に出られる場所がある。子供たちは水と触れ合うことができ、暑い山道を登って来たところで、涼しい休憩をとることができた。6号路を登っていくといたるところでアサギマダラに出会う。初めて見るチョウである子供もいて、しきりに名前を覚えていた。
山頂には予定時刻を少し過ぎたところで到着した。日曜日としては山頂の混雑はいつもより少なく、昼食場所の確保は容易であった。
帰りは冨士道を下って行く。途中、ギンリョウソウがところどころに生えている。植物として考えると、その色や形の不思議さに皆さん驚く。その先を進み、薬王院のむささびの巣穴を観察しながら、林野庁の慰霊碑前広場に無事到着する。
閉会式では、各班ごとに子供たちから感想を発表してもらう。自信満々の子や恥ずかしそうに話す子と性格は色々である。しかし、皆さん楽しかった様子である。
暑さによる体調不良の人も出ず、怪我や事故もなく、無事、親子自然観察会を終えることができた。
【参加者】8組24名(大人11名、子供13名)
【スタッフ】班長:飯塚、小野、中村、葛西、福山 副班長:早川、長岡、田中、高田、桒原
主幹事・報告:氏家 アシスト:関口、三井 安全:清水 写真:菅原
FIT:脇本、古谷
▼写真をクリックすると拡大します