生徒達は前日までのテストが終わり、解放感に満ち溢れて楽しそうな表情で、開会式場所の599ミュージアム前広場に集まりました。開会式直前に「ダイサギ」が上空を舞い、これからの登山を祝福しているようでした。当初、登山路を稲荷山コースで設定しましたが、コースが枯損木処理のため通行止めとなったので、6号路に変更しました。また、実施2日前の降雪の影響を心配しましたが、殆ど雪は融け、当日は晴れ時々曇りで天候に恵まれ、高尾山山頂では鮮やかな富士山を背景にして各班毎に写真撮影。また予め学校側で下見時の内容を反映した「校外授業のしおり」を作成していたので、私達もその内容を意識して、現物を前にしての解説に努めました。
下山後の感想では「スギの雄花の実物、ダンコウバイ、シュンランの花芽、クロモジの香り、ムササビの食痕が印象に残った。」などの声を聞くことができました。13班(6~8名/班)の体制で班毎の山頂到着の時間に差が開きましたが、昼食時間で調整し、林野庁慰霊碑前広場に全員が定刻までに到着し、閉会式の後にスタッフは生徒をケーブルカー駅まで見送り、全員怪我なく下山出来ました。(写真:開会式の光景)