【タイトル】 江戸から東京へ~東御苑の歴史と自然を学ぶ~
【実施日時】 2024年5月25日(土)9:00~11:10
【参加者】 11名(生徒10名、先生1名)
【スタッフ】 主幹事・講師:鳥崎肇一(報告)、講師:古谷一祐、内藤公雄
先生1名が付き添い、中学1年生が6名、2年生が2名、3年生が1名、高校2年生が1名で、3つの班に分かれて苑内を観察しました。今回は晴天で、順調に苑内の説明・案内を行うことができました。コースは、大手門→大手三の門→百人番所→中之門→中雀門→果樹古品種園→松の廊下跡→富士見多聞→バラ園→竹林→天守台→桃華楽堂→天守復元模型→展望台→汐見坂→二ノ丸雑木林→二ノ丸庭園→都道府県の木→大手門でした。
まず、江戸城と皇居の歴史と東御苑の概要を説明し、百人番所などの建物の云われ、石垣石の種類、産地、積み方などを解説しました。江戸城は何度も火事が起こり、天守や本丸などが焼けて消失したこと、石垣にも火災の跡が生々しく残っていることを説明しました。天守台に登り、上から大奥や他の建物が当時どのように建っていたかを想像してもらい、また、その後、天守復元模型を見て回り、天守の構造や大きさを理解してもらいました。樹木としては、本丸でタラヨウ、トチュウ、ハマナスなどのバラ、タイサンボク、ウツギ、コアジサイ、カルミアなどを、二ノ丸庭園でハナショウブ、アサザ、ヒメコウホネなどを観察しました。
中1の生徒が大半であったため体力的に大丈夫か、当初やや心配されましたが、参加者の体調に気を付けながら適宜休憩を取ることにより、全員無事に予定通り完了することができました。生徒さんには、これを機会にまた季節をあらためて再訪して、東御苑の歴史と自然に親しんでもらいたいと思いました。