202462日(日)実施

森林文化協会グリーンセミナー「小石川植物園を歩く」

【主催】公益財団法人森林文化協会・協力(講師派遣)森林インストラクター東京会


【実施場所】小石川植物園 (正門前~ソテツ~スダジイ・カイヅカイブキ~バクチノキ・ナギ~ユッカ~ヒマラヤスギ~ソメイヨシノ~

 クマノザクラ~青木昆陽記念碑~イチョウ~クスノキ~養生所井戸・ヒマラヤスギ球果~ハンカチノキ~ボダイジュ・ヘラノキ・シナノキ~

 スズカケノキ類~モミジバフウ~ユリノキ)

【参加者】森林文化協会会員32名(午前18、午後14名)

【スタッフ】森林文化協会:3名、FIT:4名 講師 臼井、主幹事 立川(報告)、中林(副幹事)、室伏(サポート)


当初計画では午後に130名対象で開催予定だったが、応募が40名を超え、予定を変更し、同日午前午後の2回開催となった。臼井治子講師には連続でガイドを務めるというハードな役回りをお願いしたが、快く対応していただいた。

 

当日は昼前後からの雨予報でキャンセルも出たが、午前の部は晴れから曇りの好天に恵まれた。午後は最初の30分が曇りでその後は雨の中の観察会となったが、参加者は傘と雨具をつけ、臼井講師の話に聞き入っていた。

 

臼井講師は多種多様な植物を18箇所で説明した。また、植物園の歴史について様々なエピソードを織り交ぜて説明した。最初のポイントで聞いた、ソテツの裸子植物成り立ちの説明が、中盤のイチョウの精子発見の話につながる。江戸幕府が目安箱への投書から養生所開設までスピーディに行政力を発揮した話、青木昆陽の甘藷試作の意義、関東大震災避難所においても役立った養生所の井戸等々、参加者は引き込まれていった。終了後、森林文化協会のスタッフに「よかった」「おもしろかった」と声が寄せられた。

 

また、グリーンセミナーは森林文化協会が会員(約1,350名)を対象に、年数回実施している観察会。会員は無料参加でき、昨年度は東御苑、明治神宮、浜離宮、京都御所で実施した。なお、森林文化協会ホームページにも本件は掲載されている。

 

https://www.shinrinbunka.com/news/green_seminar/28079.html


バクチノキ(バラ科)の説明

講師の説明に熱心に聞き入る

新種の熊野ザクラを説明する

青木昆陽甘藷試作地で